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2010年03月06日

みなさんへ

さて、「トイレの神様」いかがですか?
それぞれにいろんな思いになった事でしょう。
たぶん不安や疑問もあると思いますのでなぜこの曲なのか少し説明したいと思います。


最初にこの曲を聴いた時「お経や!」と思いました。その後に「コールの目指すところ」と感じました。



人に思いを伝える。コールは前回のボランティアでその素晴らしさに触れ意識が変わったと思います。
今までは「自分の事」で精一杯。恥ずかしがり、壁になり、うまくやろうという事が先行していました。



思いを伝えるというのは自我を外す事から始まります。「させて頂く心を養わせて頂いてます。」と言って始めますよね。
でも「させて頂く心」ってどんな心でしょう?皆さんはどうとらえていますか?



ボランティアはどうしても意識が曲がりやすいものです。特にウケ始めるとです。
人としての大先輩の皆さんの前で演奏させて頂く中で私たちが目指すものは何でしょう?



それは「人に思い伝え、自分に言い聞かせる」事だと思います。



前回「語り」を入れてみました。皆さんは何を感じましたか?
別に格好つけた訳ではありません、自分に言い聞かせる思いが実は人に伝わっていくという事を感じてほしかったのです。




さて、今回の課題曲「トイレの神様」はいったいどんな曲なのでしょう。
私が「お経」と言ったのにはこの曲は本当に教えになるからです。
これは聴く方よりも演奏する方が「学び」になります。だから「お経」なのです。

「トイレ掃除」は「させて頂く心を養う」という事で、「トイレの神様がべっぴんにしてくれる」
とは、「させて頂く心は人を輝かせる」ということです。



そしてもう一つ素晴らしい教えがあります。
人間の永遠のテーマ「別れ」を、「一期一会」という教えとして表されています。



その場所で出会うおじいちゃんおばあちゃんとの縁、もしその時に自分の事が出過ぎてしまったらそこに何が残るでしょう?自分の心に教えとして刻まれるでしょうか?
作者が言う大切なのに自我でおばあちゃんのもとを離れたのと一緒ですよね。
後から「後悔」だけが残ってしまいます。



色んな曲で楽しんで頂いている時が「一緒に暮らしていた楽しい思い出」です。そしてこの曲をさせて頂いている瞬間が、実は病院にお見舞いに行った時と同じです。
ボランティア終了後は「別れ」ですよね。いつも「元気でいて下さいね」と言ってお別れをしています。

その瞬間瞬間をどれだけ大切に思えるかをおじいちゃんおばあちゃんから教わる事ができるのです。
この曲は本当に自分たちに言い聞かす事ができます。


そして最後にこの曲は、その思いを心に刻みその後どのように生かすかが「感謝」であると教えてくれています。
私たちには「永遠に」という素晴らしい曲があります。それがその心をどう養っていくかを教えてくれています。


「べっぴんさん」それは「心美しい生き方」です。もっともっとおじいちゃんおばあちゃんから教わっていきませんか?
心にありがとうを一杯にして生きていきませんか。



私はみなさんにそんな心を養って頂きたくて「コール」を支えさせて頂いています。
そんな時に、まるで「修行のテーマ」とも言うべくこの「トイレの神様」に出会いました。



この曲は悲しい曲ではありません。美しい心・感謝の念、そして一期一会の大事。癒しと浄化の曲です。
「死が施設には・・」という心や「長いのでは」という思いは、自我を外し真意を感じて頂ければ、その先にあるものの大切さの方が重要と思って頂けるでしょう。



思いを伝える・・・  コールがコールとして生き続ける原点です。
自分たちが心美しく生き続ける為の縁がボランティアであり「コール」です。


私が以前「JUNCK」の活動で最後に残した宿題、それが「伝える」という事でした。
人に伝えるというのは自分に言い聞かせ続けるという事なのです。

だからこの曲「トイレの神様」と「永遠に」を大切にする事で「コール」を軌道修正していきながら長く続けていけるようにして行きたいと思っています。



「コールらしさ」をこれから作っていくにあたりこの思いを皆さんにお伝えしたいと思います。
いつまでもこの「おばあちゃん」のような存在で居続けたいと思います。 "B"





この記事へのコメント
ひろ

”B“ さんありがとうございますm(_ _)m
感動しました。

自我の枠を外して、《思いを伝えてゆく》


ともすると、忘れがちになる “原点”


しっかりと向かわせて頂きます

“B”さんと共に音楽出来て、私達は幸せです。



これからも、よろしくお願いします
Posted by ひろ at 2010年03月07日 00:10
何度も何度も読みました



すごく深くて、つくづくコールで皆さんと一緒にボランティアが出来ることにありがたいご縁を感じてます。



この前の『たちばな荘』さんで、ステージからおじいちゃんおばあちゃんの手が自然に動いて手を叩き、温かい笑顔でこっちを見てくれた時、涙が止まらなかったんです。



なんだか分からないけどすごく込み上げてきて・・(>_<)



正にこの場にいさせてもらってありがとうって思いました。



縁は変わっていくものだからこそ、一瞬一瞬を大事にしなきゃって思います。



『トイレの神様』から色んなことを教わりたいです。


皆さんこれからも宜しくお願いします(*^_^*)
Posted by なお(*^_^*) at 2010年03月07日 01:50
「トイレの神様」をまだちゃんと聞けていませんが、楽しみにしています
(^o^)


私は、三味線コーナーがある時は、‘一生懸命弾かせて頂こう’と思いながらも、毎回緊張して思うように弾けなくて落ち込んで…。


ゆたか荘さんの帰り、弾かせて頂く…という思いが、間違ってると気付きました。


緊張しても間違っても、心を込めて…。

毎回心のどこかで、失敗が怖かったんだと思います。

私は、コールのマネージャーとして施設の方との連絡をさせて頂いて、そして皆さんとボランティアが出来て、本当によかったと思います。


いつも支えてくれて、ありがとう。
Posted by むぐ at 2010年03月07日 15:06
普段、多くを語らない Bさんが、このような長文を綴るなんて!
?(・_・;?

心配するじゃないですか、遺言‼ みたいで。!(◎_◎;)

それほど、コールのメンバーのことわ大切に想って下さってる証しなんでしょうね。
 
私は、ボランティアに参加させてもらえたことで。
さまざまな気づき、考えさせられる点が多々ありました。

ボランティアを通じて、絆を深めネガティブな感情や表面的な言葉を超えれるぐらい、地に足をつけて歩んでいきたいと思います。
Posted by かおりん at 2010年03月08日 17:43
何度も読みました。

そして「トイレの神様」も!


コールのことをこんなに大切に思って下さってありがとうございます。
コールとして初めてボランティアに行った時のことが思い浮かびました。



悔いのないように向かっていきたい!



“B”さん、皆さんよろしくお願いします。
Posted by NORI at 2010年03月09日 01:38
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    コメント(5)